【【ルクセンブルク⇄日本 オンライン文化交流会 教育・子育て編開催の御礼とご報告】4ヶ国語を使い分けるマルチリンガルを育てるルクセンブルクの教育&子育てとは?

ルクセンブルクと日本の相互理解を深めたいと思い、2025年1月18日(土)にルクセンブルク在住で日本とルクセンブルクの教育・子育ての架け橋としてご活躍の田中響子さんにご登壇頂き、オンライン交流をしました。

神奈川県ほどの大きさの国に世界170ヶ国の人が住むルクセンブルクで、相手によって4ヶ国語を使い分ける2児の小学生を育てるママでもあり、日本国内での教員経験と海外でのバイリンガル教育経験を持つ田中響子氏よりルクセンブルクの教育・子育てというテーマでお話頂きました。

実際にお子様の時間割も見せて頂き、マルチリンガルな環境で生活していかなければならないためのカリキュラムには、語学の授業がほぼがん半分位の割合を占めていました。
なので、日本のように道徳、音楽、体育、情報と様々な教科を学ぶという訳ではないようです。
ルクセンブルの教育を知ることで、様々な科目を学び、知見を広められる教育が学校で行われていることが日本の教育のよさでもあるとのことです。


個人的には、ルクセンブルクでは日本に比べていじめや不登校が少ない理由として1クラスが20人弱かつ、メインの教師とサブの教師らがいることで、問題を発見しやすい状況であるとおっしゃっていたのが印象に残っています。

義務教育の期間をはじめ、学校を休むことに対する考え方の違いなどルクセンブルと日本を比べることによってわかることがたくさんありました。 どちらが良い悪いではなく、互いのやり方や考え方、実績を知ることで、互いの良い部分を柔軟に取り入れていきながら、子供にとっても親にとっても、社会にとっても望ましい方向へ変えていくことが大切なのではないかと思いました。


今回国によって教育内容ってこんなにも変わるのだな!という気づきを得たことで、自分の常識で考えるのではなく、意見を交わして互いに理解を深めていくということの重要性を改めて感じました。

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